熱中症に伴って筋肉が連続して攣(つ)っている場合、基本的には温めるよりも「身体を冷やす」「水分と電解質を補給する」ことが最優先です。
大量の汗をかくと、水分だけでなくナトリウムなどの電解質が失われ、筋肉のけいれん(こむら返りなど)が起こりやすくなります。
熱中症が疑われるときの応急処置
- 涼しい場所へ移動する
- 衣服を緩める
- 首・わき・足の付け根などを冷やす
- 経口補水液などを少量ずつ飲む
- 攣っている筋肉は、痛みが強くない範囲でゆっくり伸ばす
- 無理に歩かせたり、運動を続けさせたりしない
通常の「冷えによるこむら返り」であれば温めることもありますが、熱中症が疑われる場合は体温を下げる処置が優先となります。
意識障害がある場合の注意点 意識がぼんやりしている、呼びかけへの反応がおかしい、自力で水分を飲めない場合は、無理に水分を飲ませず直ちに119番通報してください(誤嚥や窒息の危険があります)。
攣っている筋肉への正しい対応
- 無理に揉まない
- 強く押さえつけない
- 痛みのない範囲でゆっくり伸ばす(例:ふくらはぎの場合は足首をゆっくり反らす)
- けいれんが治まるまで安静にする
※無理なストレッチや強いマッサージは、筋肉を傷める原因になります。
「連続して攣る」場合は要注意! 以下のような症状が見られる場合は、熱中症が進行している可能性が高いため、単なるこむら返りと考えず速やかに119番通報を検討してください。
- 筋肉のけいれんを何度も繰り返す
- 複数の筋肉が次々に攣る
- 強い倦怠感、頭痛、吐き気、めまいがある
救急車を待つ間も、可能な限り身体を冷やし続けてください。
