長引いてしまうことがあり要注意!
一度痛くなると治りにくいのが、スポーツ選手の股関節周囲痛の特徴で、多くの学生スポーツ選手が困っています。
鼠径部痛(グロインペイン)症候群とは
「股関節周辺に明らかな器質的疾患がなく、体幹から下肢の可動性・安定性・協調性に問題が生じた結果、骨盤周囲の機能不全に陥り運動時に鼠径部周辺に様々な痛みを起こす」症候群と考えられています。
足関節捻挫や下肢の打撲、腹部外傷などが原因になることもあり、慢性化してくると立ったり座ったりやクシャミをした時にでも鼠径部に痛みが発生します。

鼠径部(脚の付け根・太もも内側・睾丸裏)周辺に痛みが生じ、キック動作を繰り返すサッカー選手に多くみられます。

ランニングやキック動作といった鼠径部に力を入れた際に痛みを生じます。 サッカー以外では、陸上長距離・ラグビー・ウエイトリフティング等で多いとされ、年齢では10~20代の男子に多く発生しています。

悪化すると起き上がりといった日常生活でも痛みが生じるようになってしまいます。

原因は?
キック動作やダッシュなど「股関節に過度な負荷が生じること」で発症します。 原因として股関節周りの筋肉が硬い事、筋力不足、体幹の安定性低下が考えられます。 また、上半身-体幹-下半身の協調性低下(身体が上手く使えていない)も挙げられます。 どんなスポーツでも安定したフォームは大切です。

対応は?
急性期は、安静が第一!だと考えます。
電気治療や

鍼治療も有効!2~3週間は運動を中止した方が良いと思います。

ストレッチ・筋トレ・太もものマッサージ等から、


エアロバイク、ジョギングを順次行い、2ヶ月程での競技復帰が望ましいと言われています。
疼痛が無くなったからといって、焦ってすぐの競技復帰は再発を繰り返してしまいます。 慢性化してしまうと半年程のスポーツ中止、、、、さらには外科的処置が必要になってしまう事もあります。

サッカーにおけるキック動作では、身体を弓のようにしならせることで力を生んでおり(この動作そのものが疼痛発生誘因になります)痛みのある部位のみでなく全身の動きを改善することが重要。
そのため、まずは体の土台として必要な「股関節や上半身の可動性」「体幹を中心に身体の軸」をしっかり改善し、その上で、全身のパフォーマンスを高めて股関節に負担のかけない動きを目指すことが大切です。
<ストレッチ>
・鼠径部


・ハムストリング(大腿二頭筋)


・大腿四頭筋

・お尻まわり




・内転筋


・腹筋


などなど
・お尻の筋トレ



・体幹トレーニング

・背骨を含めた協調的運動



「痛み」が出たら、早目に御相談ください!!


*腹筋運動はダメ!絶対ダメ!!です。疼痛増強してしまいます。
困った時は早目に相談ください。一緒に乗り越えましょう。

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