まず「接骨院」を開業するには「柔道整復師」という国家資格(専門学校か大学への進学後、国家試験を受験)が必要です。柔道整復師とは | 公益社団法人 日本柔道整復師会 (shadan-nissei.or.jp)
私自身は、サラリーマンを6年経験した後、28歳から3年間、愛知県にある専門学校に通い、「柔道整復師・はり師・きゅう師・あん摩マサージ指圧師」という国家試験を受験し、国家資格を取得しました。
・養成学校はどこにありますか?
学校を探す | 全国柔道整復学校協会 (judo-seifuku.or.jp)
・どの養成学校への進学を目指したら良いですか?
特にに御父兄から聞かれるのですが、、、「国家試験の合格率」が一つの目安になるのでは、、、とお答えしています(入学するのは簡単でも、国家資格が取れなければ意味がありません)。
第30回柔道整復師国家試験の合格発表について|厚生労働省 (mhlw.go.jp)
柔整・鍼灸・PT・OT 国試学校別合格発表! | からだサイエンスNET (karadascience.net)
柔道整復師国家試験 合格者数・合格率|接骨院・整骨院・柔道整復師向け情報サイト【柔整ホットニュース】 (jusei-news.com)
・接骨院は何する所ですか?
私の場合「出血を伴わない、骨や関節や筋肉の<ケガ・痛み>に対して施術をする所」と説明しています。
(南紀鍼灸接骨院では痛みに関係ない「マッサージしてほしい・揉んでほしい」とのご要望は、お断りする事が多いです(申し訳ありません)。そのような場合、あん摩マサージや鍼灸の実費施術をお勧めする事があります。
柔道整復師の施術を受けられる方へ:治療をうけるときの注意 単なる肩こりなどに対する施術は保険の対象になりません。このような症状で施術を受けた場合は、全額自己負担になります。) 柔道整復師等の施術にかかる療養費の取扱いについて |厚生労働省 (mhlw.go.jp)
「接骨院」は、古くは「ほねつぎ」と呼ばれていました
「柔道整復師」という国家資格取得者が施術を行う場所で、日本固有の伝統医療です。
現在は、解剖学・生理学・運動学・整形外科学・臨床医学など様々な根拠をもとに、教育・学問体系を構築して施術を行っています。
いわば「出血を伴わないケガに対するスペシャリスト」です。
骨折や捻挫、脱臼、挫傷、打撲など「痛み」症状であれば、健康保険を利用して施術を行います(保険適応しない身体の不調に関しては、自費診療にて対応する場合があります)。
つまり接骨院では、ケガの発生から治癒、その後のアフターケアやパフォーマンスの向上、怪我の予防
まで、幅広い範囲での対応を行っています。
「接骨院」・「整骨院」・「整体院」の違いは?
同じような漢字が使われていてよく分からないですよね?
これ、私もサラリーマンを辞めて国家資格を取ろうと考えていた時に分かり難く、かなり調べました!
大きく2つに分けられます!
①「接骨院」と「整骨院」
②「整体院」 です。
①「接骨院」「整骨院」
どちらも名前が違うだけで同じです(これがヤヤコしくしているんです)。
ともに「国家試験」に合格した「柔道整復師免許」を保有する人が施術します。
骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷等のケガや痛みに対して健康保険を適用することが出来ます。(元々は「接骨院」だったようですが、途中から、骨を扱うから・骨を整えるから「整骨院」という言葉が出来て、、、、柔道整復師法第24条第1項第4号の規定、、、のようです。
「骨がつくと保険適用」と覚えました」)
ちなみに「鍼灸接骨院」ですが、 日本の医療、医薬品、健康、食品衛生関連に関する国家資格(厚生労働大臣免許)には以下の種類があります。
医師・歯科医師・保健師・助産師・看護師・放射線技師・臨床検査技師・理学療法士・作業療法士・視能訓練士・臨床工学技士・義肢装具士・歯科衛生士・歯科技工士・救命救急士・言語聴覚士・薬剤師・管理栄養士
そして私の保有する・あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師・柔道整復師で、「柔道整復師」と「はり師・きゅう師・あん摩マサージ指圧師」の免許を持った施術者がいる院が「鍼灸接骨院」の名称を使用しています。(施術所の名称は、あはき法、柔整法の広告の制限を受けます。
施術所の広告に関する規制について|和歌山市 (city.wakayama.wakayama.jp)
<例>○○クリニック ○○薬局 ○○治療院 ○○治療所 ○○はり科 ○○きゅう科 ○○カイロプラクティック接骨院 ○○鍼灸整体院 ○○エステティックマッサージ院 等は使用出来ないとの事)
②「整体院」:整の文字を使うからヤヤコしい
カイロプラクティックや、〇〇式整体など聞いたことがあるのではないでしょうか。こちらは、特に資格を持たずに開設することが出来ます。その為、健康保険は適用されません。ただし、国家資格を持った、柔道整復師や理学療法士が自費整体を名乗っている事があります、、、、これもヤヤコしい。
患者さまの立場から
・不調を感じた時は、どこに行ったら良いか?
軽い疲労やコリなどリラクゼーションが目的であれば、自己責任でマッサージや整体での自費診療でも良いかと思います(何か事故があった時に、、、補償して貰えないかもしれません)。
しかし、もし「痛み」など症状がはっきりしている場合は、国家資格者のいる「接骨院・整骨院」や「鍼灸院」「マッサージ院」「鍼灸接骨院」で、相談した方が良いです。
保険診療と合わせて、根本治療を並行する院。 必要な場合には適切な病院や受診すべき診療科を教えてくれる院。そして紹介状を書いてくれる院もあります。地域の相談窓口として施術している院があれば、判断に迷った場合にも、心強い味方になってくれると思います。
接骨院・整骨院・整体院のまとめ
接骨・整骨院と整体院の一番の違いは「保険診療」が可能か否かということになります。しかし最近では、柔道整復師や鍼灸師や理学療法士といった国家資格の有資格者が整体院を開業していることもありヤヤコしい。登録が「整体院」の場合には、保険の適応はされません。
また、接骨・整骨院でも保険診療にはルールがあり、適応されないケースもありますので、心配なことがあれば、まずは相談してみて下さい。
繰り返しになりますが、接骨・整骨・鍼灸院ではケガや辛い痛みの施術をはじめ、根本治療、予防、パフォーマンス向上の指導まで、行ってくれる院が多くあります。
高い技術を持っていたり、病院と連携している院もありますので、目的や希望の手技、施術方法をよく調べてみて下さい(スポーツ選手が多い院なら間違いないかも!しれません・・・個人的感想です)
<お困りのこと・聞きたい事があればお気軽にご相談ください>
南紀鍼灸接骨院の場所は、この画像が目印!
本州最南端:和歌山:串本:国道42号線沿い:駐車場大きい:お食事処たい島さんの東側:西向中学校さんの西側です。